H “ 変形した異常な形の腸 ”
人間が生まれた時には、顔や身体にホクロやイボはありませんが、加齢と共にイボやホクロができている人がいます。
それと同じように、加齢と共に我々の腸の中にも飛び出たホクロのように、ポリープとか憩室のできている人が多いのです。
大腸の内側にできたポリープ、ポリープとは逆に大腸壁の外側に子袋ができる大腸憩室症、この憩室がある為に腸の動きが悪くなり、便秘が起こる場合があります。
体内のあらゆる機関の中で、最も神経組織が貧弱なのが腸であると言われておりますが、腸は少々の異常が起きても、その異常を知らせることがありません。 針を指に刺せば瞬間的に、「痛い!」と感じて指を引っ込めるような、警報装置がないのです。
だから、たとえ腸に異常が発生していても、本人がその異常を感じた時にはすでに、かなり病状が進行していて大変な状態になっている場合が多いのです。
●便秘から慢性の便秘へ、腸狭窄、腸管癒着、大腸憩室、大腸ポリープ、大腸癌や痔などの病気が激増しています。


全米の話題作「汚れた腸が病気を作る」の著者であるバーナード・ジェンセン医学博士は、「過去50年にわたり、私は身体の不調や病気を克服しようとする人たちのお手伝いをしてきました。 そうして、虫眼鏡でのぞくように明らかになったのは、ほとんどの人の健康問題の根底にあるのが腸の管理のマズサだという事です。 30万人以上の患者に接して、整腸を行わなければ健康の回復などあり得ないと気が付いたのです。」 腸壁粘膜が炎症を起こし、便が通過できないほど硬くなって、蓄積されるものがあります。
死亡解剖で、大腸が直径22cmにも膨らみ、その中の便の通りは鉛筆1本の細さしかなかったという例もあります。
腸壁には、古い宿便がびっしりと幾層にもこびり付いており、別の解剖では、便の詰まった大腸の重さが驚くことに18kgもあったそうです。
病気の原因となる宿便をごっそり腹の中に入れて歩いている様を想像してみて下さい。 下水管が詰まっている町は、非衛生的で病気が発生し易いように、大腸が停滞した老廃物(宿便)によって汚染され、その為に腸壁の組織が磨耗したり、感染による潰瘍ができると、消化力と代謝力も衰えてきます。
腸の機能不全は、万病の元なのです。 溜め込んだ汚れを一掃して、正常でキレイな腸に戻してやれば、多くの病気が驚くほど回復してくることに気が付くでしょう。
腸は、植物で言えば根に当たりますが、根腐れが起こると葉や実が落ちてしまうように、クサイ悪臭便は腐敗臭でありますので、クサイ悪臭便の人は、真剣に腸内改善に取り組む必要があるのです。
●口臭で悩む人が口臭を消したいならクサイ悪臭便をなくする事です。 クサイ悪臭便の人は、オナラも同じようにクサイ悪臭があり、オナラを我慢しているとオナラが消えてしまいます。 消えてなくなるのでなく、腸粘膜からオナラが吸収されてしまい、それが血管を通って肺まで運ばれ、最終的に口から吐き出されているのです。 所謂、口臭は口から出ているオナラなのです。
●体調が悪いと言う人には、必ず、排泄系統の異常があります。 排泄系統に異常がある限り、身体のどんな症状も改善できるものではありません。 健康で美しい肌になりたいなら、常に
善玉菌が圧倒的に優勢な腸内環境を保ち続ける事です。
| 正常な大腸と子宮 | 胃腸下垂で圧迫された子宮 |
●スレンダーな女性の多くに、胃や腸の下垂があり、低体温です。 食事の後、下腹だけがポコッと出ています。
このような人は、腸の動きが悪く、腸の吸収力も弱い為に、十分な栄養分の吸収ができ難く、肥る事が出来ないのです。
太った人が痩せたいと悩むより、スレンダーな人の肥りたいという悩みの方が真剣です。 腸が緩んでしまって動きが悪く、腸の吸収力が弱い為に、栄養分の吸収ができ難く 太る事ができません。
真剣に太りたいと思うならば、常に 善玉菌が圧倒的に優勢な腸内環境を保ち続ける事です。
そうすれば、異常に変形した腸が徐々に正常な形に戻ってきますので、少しずつ肥れるようになってきます。
スレンダーな女性の場合、太るとか太らないとかの問題よりも、もっと大きな問題があります。
それは、ただ胃や腸が下垂しているというよりも、胃や腸が骨盤まで垂れ下がっている人が多く、子宮や輸卵管が圧迫されて不妊症や月経不順を引き起こしている人が非常に多いのです。
●便秘薬の常用者の腸は、伸びきったゴム風船のように 収縮力を失い、より強力な便秘薬の力に頼らなければ排便できなくなってしまいます。 便秘薬の常用が、腸の力を失わせ
腸を異常な形にしてしまうのです。
新しいゴム風船を膨らませた後、すぐに空気を抜けば、ゴム風船は元の形に戻ります。
ところが、ゴム風船を膨らませたままで、1年も2年も10年も20年も、そのままにしておいたならばどうでしょうか?
ゴム風船は完全に伸びきってしまい、空気を抜いたとしても、ゴム風船は元の形には戻らなくなってしまいます。
それと同じ事が腸の中で起こっているのです。
毎日、食べた食物が12時間から24時間くらいで排泄されているならば、腸が変形する事はないでしょう。
ところが、毎日毎日食べ続けても、お腹の中に溜めたまま排泄しなければ、パンパンに張ったゴム風船のような状態になります。 腸壁は圧迫されてしまいますので腸の動きは止まってしまいます。
そこに便秘薬を飲めば、便が緩んできますので排便は出来ますが、腸自体も緩んだまま元に戻ろうとはしなくなり、腸はダラ〜ンとなって完全に動きを失ったような状態になるのです。
これ以上、便秘薬を常用し続けたらならば、どうなってしまうでしょうか? その恐ろしさに早く気が付かない限り、取り返しの付かない結果を招くようになってしまう可能性は大であります。)
便通異常は、腸内の異常を教える“警告”なのです!
●腸をキレイにする為に、コーヒーで洗腸している人がいます。(コーヒーエネマ)
コーヒーは飲んでも安全なものですし、アルカリ性ですので、酸性の腸内を洗浄するには理想的かもしれません。
しかし一時的に、コーヒー洗腸をする場合には問題ありませんが、継続的に洗腸を続けていると自力排便できなくなってきます。
便秘薬もコーヒー洗腸も、他力です。 他力による排便を続ければ、自力排便できなくなるのは当然の結果です。
漢方薬と言えども他力ですので、他力に頼り続けていると、やがて自力排便ができなくなります。
一時的に良い結果が出たからと言っても、それが他力であるならば、やがて自力排便ができなくなります。
健康食品の中にも、「○○ム○カン」などのように、センナの茎が多く含まれているものがあります。
センナの葉は医薬品ですので健康食品には使用できませんが、センナの茎は医薬品の中に入っていませんので健康食品の中に使用しても違反ではありません。 しかし、センナの葉も茎も同じ成分が含有されており、やはり継続して飲み続けていると、自力排便ができなくなってきます。
あくまでも自力排便ができるようにならないと便通異常は、根本的に解決したとは言えません。 冷静に考えれば、誰でも解かるはずです。
根本的に治したいと思うならば、「急げば回れ!」であります。
他力を止めて、善玉菌が圧倒的に優勢な腸内環境を保ち続ける事です。
腸が大きく変形している人の場合は、正常排便になるまで 多少時間がかかります。
しかし、たとえ時間がかかったとしても、異常な形になってしまった腸が自力排便できるようにするのは、
他力を止めて、善玉菌が圧倒的に優勢な腸内環境を保ち続ける事以外に、よくする方法はありません。