B 勉強のきっかけ

 私が健康問題を勉強するきっかけとなったのは、20歳の時に友人から石油系合成洗剤の“恐ろしさ”について話を聞かされたことでした。 高校生の頃の私は、自分自身が将来何をすればよいのか、そして、自分自身がどんな仕事に向いているのかが全く解らずにいましたので、当然、大学へ行く目的なんてありませんでした。
 目的のないままに適当な大学を選んで大学へ行き、適当な仕事を選んで就職をするという訳にはいきませんので、自分の将来のことがはっきりと解るまでは、大好きな自転車を持って世界中を無銭旅行しながら見聞を広めようと考えていました。 計画としては、18歳から25歳までの7年間は、自分で自由に遊び回ろうと思った次第です。 世界中をアルバイトをしながら自転車で無銭旅行をしているうちに、何かが解るだろうし、もし何かを見つけられた時には日本に戻って、自分が本当にしたいと思う仕事をしようと考えていました。 もちろん、無謀な計画ですので両親が許す筈もなく、味方のいない私は自分で片道切符を買うための資金を一生懸命に貯めていた時に聞かされた話だったのです。

 正義感だけは人一倍強い私でしたので、
石油系合成洗剤の“恐ろしさ”の話は大変に衝撃的で、このまま石油系合成洗剤を野放しにしていたならば将来、大変な事態になってしまうと感じ、迷わず健康に関する世界へ飛び込んだのです。
 それからの私は、喉が痛くなるほど
石油系合成洗剤の“恐ろしさ”を、正義感に燃えながら訴え続けました。 石油系合成洗剤に替わる安全な洗剤の話もしました。 しかし、いくら話してもなかなか理解してもらえませんでした。 安全な洗剤を買ってくれたとしても、熱心(しつこく)に話すからとか、付き合いでとかでで買ってくれるだけであり、石油系合成洗剤の“恐ろしさ”を理解したからではありません。 両親でさえ、信じてくれませんので、目の前で実際に洗剤を飲んで見せた事もありました。 今から思えば、馬鹿な事をやっていたと思いますが、それだけ自分では真剣に思いながら行動していましたが、31年たった現在でさえ、石油系合成洗剤の“恐ろしさ”を知らない人たちばかりなのですから無理もなかったと思います。

 若かったので行動力だけはありました。 しかし、いくら行動力があったとしても信用もなければお金も何もありませんでしたので、すぐに金銭的に行き詰まってしまい、あちこち飛び回ることすらできなくなってしまいました。

 でもその時に、
将来、必ず健康を無視できない時代が来る筈であると確信しましたので、自分の出番がくるまでは他の仕事をしながらでも、とにかく健康に関するあらゆる勉強を続けていこうと強く思ったのです。


(幼児のような素朴な疑問)

 私は、昔から現在に至るまで、まるで幼児のように何にでも疑問が起きてしまうし、何でも知りたいと思う人間です。 だから、いつも相手が話す言葉に対して、
「何故?」という疑問が起きるのです。
 
「どうしてそうなの?」「絶対にそうなの?」「実際に、自分で見て確かめたの?」「その事が安全性を証明するの?」「その根拠となるものは何?」「特許を取得していることが、安全性の証明になるの?」…、そのような質問ばかりを繰り返しますので、多くの先生方からは嫌われていました。 しかし私は、相手を困らせようとしている訳ではなく、ただ真実が知りたいだけなのです。 

 
天然100%であれば、絶対に安全と言えるのだろうか?…毒キノコだって石油だって、天然100%の筈なのに…。 石油も、元を辿っていけば植物であった筈なのに…。 動物も植物も、死ねば大地に戻り、鉱物に変化していく筈…。 化石になった魚も昔はタンパク質であった物が、鉱物に変化しているのです。 化石になった木も昔は植物であったものが、鉱物に変化しているのです。 化石となり石炭となり石油…。
 水(液体)に熱が加われば空気(気体)に変化し、空気(気体)が冷えれば再び水(液体)を生じ、さらに冷えれば氷(固体)となる…。
 陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となる…。 
●石油が天然100%の原料であるならば、農薬や添加物が悪いというのは何故?… ●石油は、100%悪いものなの?… ●石油から作った化粧品を、「これは天然100%の原料で作った化粧品だと説明しても良い筈です。」 ●石油から作った洗剤を、「これは天然100%の原料で作った洗剤だと説明しても良い筈です。」 ●食べられるほど安全な原料で作ったならば、絶対に良い化粧品だと言い切れるの?…じゃあ、自然化粧品を使って皮膚トラブルが起きているのは何故?…

 ●天然100%の自然塩が安全であるならば、昔から海水を料理に使ったり、海水を飲んだりしなかったのは何故?… ●わざわざ手間をかけながら海水を乾燥させて塩作りをし、さらに手間をかけながら、カマスの中に入れて吊るして塩を保存してきたのは何故?…昔の人たちは、そんなに暇を持て余していたの?… ●料理や漬物を作る時には、カマスの中に残った苦汁分を含まない塩を使っていて、苦汁分を直接食べることをしなかったのは何故?…

 ●玄米食を指導している先生方の多くは、色黒と老け顔で、頑固で早死にしているのは何故?… ●石塚左玄の孫弟子に当たる人物に二木謙三と桜沢如一がいるが、二木謙三は百科事典に名前が載っているのに、桜沢如一は載っていないのは何故?…

 ●サプリメントを食べている人が、サプリメントを食べていない人と同じように成人病(生活習慣病)で死んでいるのは何故?… ●栄養の摂取が大切だというのに、断食をして病気が治るのは何故?… ●人参が赤いのは何故?… ●茄子が紫色をしているのは何故?… ●ピーマンが空洞なのは何故?… ●どうして血液は、赤いの?… 等々、あらゆる疑問を持ち続けました。


 しかし、私の疑問に対して、誰からも明快な答えは返ってきませんでした。 
偉い肩書きがある先生方であっても、所詮ただのコピー人間であり、自分自身では何も解っていない人間ばかりが多いという事実を知らされ、仕方なく私は、自分に解らない事は横に置き、自分自身の頭で考えながら勉強を続けてきたのです。    

前に戻る                  ウンコ物語の目次               次に進む

トップページ