A 病気健康法

 私は、世の為・人の為などいう考えは、あまり持つことがありません。 健康に関しても、いくら相手の為に良かれと思い話をしたとしても、聞く耳を持たない相手には迷惑な場合が多く、結果的には、熱心に話せば話すほど何か健康食品などを売りつけようとしているのだとしか受け取られないのです。 私が健康食品などの販売をしていなければ相手の受け取り方も違うでしょう。 そうかと言ってタダならば悪く受け取られる事はないだろうと、高価な健康食品を無料で差し上げた事もありますが、中には喜ばれる人もいますが、実際には喜ばれない人も多いのです。 タダでくれるという事は、きっと何か魂胆があるに違いないと警戒してしまうのです。
 私自身、過去には後味の悪い思いを何度も経験してきましたので、これ以上気まずい思いはしたくありません。 だから現在では、相手から求められない限り、たとえ相手の人が死にそうな状態であっても、自分から積極的に話す事はしないように心掛けています。 一見冷たいように思うかも知れませんが、自分の経験から判断した私の生き方なのです。 

 私は、健康食品とか化粧品の研究開発をしながら販売もしておりますが、営業活動はしません。
賢明な食生活を実行するならば、健康食品なんてほとんどが必要がありませんし、化粧品なんか塗らなくても命に別状がある訳ではありませんし、生きていけない訳ではありません。 白黒をはっきりとつけるならば、むしろ不要なものであると思います。 しかし、不要なものと言ってはみても女性にとっての化粧品の存在は、完全に生活必需品となっており、化粧品を切らすと生きるか死ぬかと言うほどに騒ぎ立てる人が多いのが現実なのです。
 ただ表面的に化粧品を見ると必需品ではないように見える化粧品も、化粧品を塗ることにより心が若返る場合もありますので、プラスマイナスを考え合わせるとむしろプラス面が多くあり、必需品と言わざるを得ません。

 健康食品にも、同じような事が言えますので、必ずしも健康食品を不必要だとは決め付けることができません。 だから、どうしても飲みたいのであればコレ、どうしても塗りたいのであればコレという感じで、私に相談があった事からの自然の成り行きで、私の健康食品とか化粧品の研究開発が始まっていったのです。

 私は、みんな一度は病気を経験すべきじゃないかと思うのです。 自分自身が健康だと思っている間は、どのような話も耳に入りませんし、理解する事ができません。 解かったつもりでも、実際には解かっていません。 病気をした時にこそ初めて、聞く耳ができてきて、真剣に人の話も聞けるようになり、物事が理解できるようになると思うのです。
 9年ほど前の話ですが、喫茶店に「ニューモラル」という道徳の小冊子が置いてあり読んでいたところ、岡山県の牛窓にある前島で夏の研修会というのがあり、モラロジー会員以外でも参加できると書いてあったので、真夏の暑い時だからこそ勉強をしなければと思い研修に参加して、その時に聞いた話があります。
 それは、初日のセンター長の話が1時間ほど過ぎた途中のことであります。 話の途中で突然、センター長が後ろを向いて背広の襟を立てられ、ネクタイを隠した状態で、再び前を向き一つの質問をされたのです。 「今、私がどのようなネクタイをしていたのか、はっきりと答えられる人がいますか?」 私は、一番前の席に座っていましたし、1時間以上もセンター長の顔を見ながら真剣に話を聞いていました。 当然、センター長の顔を見ていましたので
ネクタイを見続けていた筈であります
 しかし、私には全く答えることができませんでした。 ネクタイを
見ているのに、実際には見ていなかったのです。 おそらく私が、ネクタイに興味がある人間であるなら、ネクタイの柄まではっきりと答えられたと思います。 興味のない人、すなわち聞く耳のない人にとっては、話が聞こえていても実際には聞いていないのであります。

 自分自身が健康だと思い込んでいる人や、病気であるとの自覚のない人には、聞く耳が無いのと同じようなものであります。 私が、
小冊子『惚れ惚れウンコ物語』を10回以上繰り返し読んで下さいと言うのは、今までの経験からみて、10回以上読めば少しずつ解りかけてくるのです。 解るのではなくて、あくまで解りかけてくるだけです。
 自分が、病気で悩んでいる場合などは、10回も繰り返し読まなくても解る人が多い気がします。 他人の知識などを、そのまま
自分の頭の中にコピーしているだけでは、ただのコピー人間に過ぎませんので、イザという時には役に立たないものです。

『病気健康法』…これは、私が名付けた健康法なのでありますが、まず病気を経験することによって聞く耳を持ち、そこからスタートする健康法であると思うのであります。
 他にも、『アルコール健康法』とか『浮気健康法』とか名付けた、それぞれの人にあった健康法がありますが、あまり言葉の意味を深く考えるのではなく、気楽な気持ちで私と一緒に自然界の姿を学んでいきませんか。

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